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土井平蔵の中庭

アジャンクール

●最初はグーグルマップ見てて「なんかアタとかアサのつく地名多いな。なんだろな」ぐらいな気持ちだったんだけど、途中で
「アタってアトランティスのことじゃねーのwww」
 という事に気づいて、うおおおっ(?)となって、今まで調べてたわけで。
 なんで草生やす。

●まあ当たらなくても楽しけりゃいいやみたいな。そしたらホントに「アタ氏」というのが古代の日本にいた事を知って「うおおおっ」となったわけで。というか世界中にいたみたいだけどね。
 最初から全部知ってて書いてたわけじゃないすよ。

●前回シュメール→原始拝火教→大月氏とかテキトーなこと書いてたけど、大月氏の記事見たらちゃんと「月氏はイラン系であるという説が有力だった」とあったすな。ちゃんと見ないもんだからすっぽかしてた。
 でもこれは昔の説であって今の説は違うとか何とか…。でもオリエント発祥の「青銅器」を持ってたことは事実ですね。

●青銅器が自分から歩いてくるわけないんで、やっぱり運んだ人がいるんだろう。とすると大月氏がイランから持って来たと考えても…そんなトンデモな話じゃないだろうと。
 シュメール文明、もしくはヒッタイトが滅んだあとその遺民は中央アジアの遊牧民になった…という個人的な妄想にも合致します。昔っからこういう妄想してたんです。

●シュメール、ヒッタイト…というけどそのものズバリじゃなくてその周辺国だろう。強国との戦争にやぶれた弱小国のひとつだろうと思うんですけどね。そこがどこだったかは調べようがないし、面倒臭いです。
 ただイシュワ、アジジ、ハヤサという小国群があったミタンニ地方が臭いんですけどね。シュメールやヒッタイトからすれば山奥の辺境です。
 これらの国々は…Wikipediaに日本語の説明がないんですが…どうもヒッタイトに滅ぼされたみたいすな。

●でこの地方はどうも「風神信仰」が盛んだったらしい。というかヒッタイトでも風の女神イナラシュというのを重視してました。これもWikipedia先生に説明がない。
 このイナラシュはたぶんシュメールのイナンナと同一神だと思うんですが…。

●ちなみにイナンナは「蛇」であり「金星」の女神です。だから前に「アマツミカボシは金星」という平田篤胤の指摘に「まあそれでいいのかな」と書いたのはそのためであり。
 このイナンナは日本で稲荷信仰になったと思うんですけどね。また書くと長くなるんですが…。
 昔の稲荷信仰も「稲荷山も古くは蛇神信仰の中心地であったが」と書いてありますね。キツネじゃなかったんですよ。

●でヒッタイトのイナラシュにはシャルマという弟神がいる。これはちゃんと説明がある。
 イナンナにもシャマシュという兄がいる。シュメール語ではウトゥ(太陽)と書かれる。
 ウトゥといえば…ウトゥナピシュティムを思い出すんですが、ウトゥナピシュティムはアトラハシースになり…つまりノアになる。

●ここらへんからAS・ATの本来の意味がつかめる気がするんですが。太陽…。
 太陽は熱(アツ)い。
 太陽が昇る。朝日…。
 昇るのはなんも太陽だけじゃない。星も昇るし月も昇る。だから星をastralという。
 星は霊魂を司るので霊体もアストラル体。
 んでもってフランス語のAscenseur(アサンスール)は上昇するもの、エレベーターを意味する。

●ほかにも「主要の」「最高の」「最初の」「父」という意味もあるらしいすな。だから最初の人間は、聖書ではアダムであり、北欧ではアスク
 ケマル=アタチュルクのアタチュルクは「トルコの父」という意味がある…云々。

●まあ語源の詮索してるとホントに終わらなくなるんですが…。
 このウトゥの名を冠した都市国家があったんすな。それがシッパルです。
 この国がどんな国だったかは全然知らないんですが「ナディートゥ」という女性祭司が住んでたらしい。太陽神に祈りの舞いを捧げる巫女さん…というイメージが浮かぶ。
 という所で思い出したのが、古事記に出てくるアメノウズメですよ。ウトゥの女→ウズメです。

●ウズメさんもアマテラス(太陽神)専属の舞女みたいな所ありますね。ナディートゥだったのかもしらんすな。
 このウズメさんの夫になる人がサルタヒコです。そういえば火の鳥にそんな話あったっけな…。

●このウトゥという都市は弱小国であって、あまり強い力を持たなかったみたいすな。つまり強い都市国家が出てくるとさっさと降伏しちゃうみたいな。征服したほうも太陽信仰のメッカだから無下にもできない。だから太陽信仰の中心として存続させる。
 たぶん英雄サルゴンが出てきた時もそんな感じだったと思います。さっさとサルゴンに降伏しちゃうみたいな。

●サルゴン=サルタヒコだとすれば、アメノウズメ(ウトゥ)との結婚話は…「あぁなるほど」となるわけで。トンデモ話はやめられんすな(ぉ
 じゃあサルタヒコ=サルゴンはどこの人かと。都市国家キシュ。クシ…。
 クシのサルレオ!(今日はここで終わり)
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サルマタイ

●なんで…馬琴さんは修験道の秘密にかかわるような事を知ってるのか…賀茂氏とつながりがあるのか…。というのは無かったと思います。
 直接修験者から聞いたんだろうけど。

野田泉光院という修験者の旅行記見ると、この人けっこう泊まった村の人たちに修験道の奥義をベラベラとしゃべってるんすな。
 村人にちょっと修験道について詳しい人がいると、
「あなたはこれだけお布施をくれたし、その道に志のある人のようだから、よろしい。あなたにだけ特別に修験道の秘密を…教えて進ぜよう」
 と打ち明けたりするんすな。そうすると村人は喜んで謝礼してくれる。まあそれで修験者は旅ができるので。

●修験者を家に泊めるというのは江戸時代の流行だったらしく、馬琴さんもそういう旅の修験者から冨山(とみさん)にまつわる伝説を聞いたんじゃないかと。
「あの山には妙見菩薩と犬神の伝説が…」
 そこから着想を得て八犬伝を描いたのかな…と。でも修験者の話をパクったとも言えないので「夢の啓示」としたと。どっちでもえーんすが…。

●房総半島と賀茂氏…というのは阿波の忌部氏に関わってくるんだろうけど…話の本筋じゃないので割愛。というか書くの面倒くさい。

●ペルシアというと何でか「宮殿の上に浮かぶ月」というイメージがあるんですが…どっから来たんだろうなアレ。イランに古代から月をトーテムとする信仰とかあったのかな。ネットで漁ってもよくわからない。
 あるいは傘下国の大月氏が持ってた月信仰を、ペルシア帝国が吸収し、それがペルシア=月というイメージになったのか…。

●まあイランといえば…拝火教ですね。火を拝む。ゾロアスター教。たぶんゾロアスターが出現する以前から古代拝火教みたいなのが存在してたと思うんですが。
 そのルーツはどこか…というとシュメールだと思うんです。

●このシュメール文明ってのも謎の消え方しますね。
 その後の古アッシリア王朝というのもいつの間にか歴史から姿を消し、何百年かたって中アッシリアという王朝がおこる。なんか民族が入れ変わった的な。
 じゃあ消えた人々はどこさ行ったか。たぶんイラン高原だと思うんですけどね。そこで原始拝火教みたいなのが発生した…。

●この原始拝火教が、中央アジアの遊牧民に伝播し、色んな部族の信仰・神話になったと思うんですけどね。仏教、原ユダヤ教、キリスト教、北欧神話、ギリシア神話、そして神道…。あるいはアメリカの先史文明…。
 たとえば拝火教にマギ(Magi、Magus)って神官いますね。これが西へ行くとMagicianになり、東へ行くと「まじなう」あるいは「まじない師」…。
 仏教でもシャカの父親はマギだという説があるそうな。マジかよと。

●オオカミと月を神格化する信仰はたぶん大月氏が持ってたと思うんですが、これもルーツをたどると拝火教に関係するかもしらない。
 じゃああ中央アジアの遊牧民はみんな「月と狼」か…というと違う感じすな。
 北欧の少数民族はフン人発祥というけど、北欧神話でのオオカミは悪役です。有名なのが悪狼フェンリルであり。オーディンさんを頭から丸飲みにしようとする。
 そういえばフン人(匈奴)と大月氏って仇敵同士だったよなという。だから大月氏がトーテムとしてた狼を悪役にしてるのかなと。

●このオーディンの危機を救ったのが、オーディンの息子であるヴィーザルという森の巨人。この人ってけっこう古代史の鍵を握る重要な人だったと思うんですが…。なにしろインドのヴィシュヌと同一視されてます。

●英語で魔法使いといえば先のMagicianの他にWizard、Witchってありますね。この森の巨人ヴィーザル(ヴィシュヌ)がWizardの語源なんじゃないかなと。
 WはVに変化するのでヴィザルドと読める。ヴィーザルに仕えまつる神官、すなわちウィザード…。
 Witchのほうはヴィクと読める。ヴィクといえばインドのBhikkhu(比丘・修行僧)を思い出すんですが。ウィッチというのは「魔女」と訳されてるけど本来は性別関係なかったらしい。つまりウィッチとは仏教の僧侶と似た存在だったんじゃないか…。

●じゃあヨーロッパ人って仏教徒だったのか…というのは「インド・ヨーロッパ語族」という言葉を思い出してください。根っこは同じという事です。その根っこの主要な部分に原始拝火教があり、その根から生じた枝葉のはじっこの方に日本もある。
 アタ族の王オオヤマツミが祭られてる神社の名前が大山阿夫利神社。アフリ=アフラ・マツダ=アブラハムです。

●このヴィーザルは日本に来ると何になったか。荒脛巾(アラハバキ)です。名前全然違うんですが。
 ヴィーザルは「強い靴」を穿いており、その強靭なかかとでフェンリル(インドではアスラ)のアゴを踏みつけたという。
 強い靴=荒脛巾を結びつけるのは強引臭いんですけどね。でも日本に残るオーディンさんの影があまりにも濃すぎるので。その子息であるヴィーザルさんの足跡が残っててもおかしくはなかろうと。

●フェンリルに呑まれそうになる父オーディンを助けたヴィーザル。それと似た神話が、なんでか讃岐国(香川県)にだけ存在する。讃王神話というそうですが。
 讃留霊王…サルレオ…なんだか日本ばなれした名前ですが…。その人が誰なのかは神櫛王だの武殻王だのとはっきりしてない。しかもこの神話の主役は「一介の兵士」であって讃王なんもしてない感あるすな。まあそれはそれとして…。

●ただ神櫛王が祭られてる神社の名前を見て茫然としたんですが…。象頭山のそばにある櫛梨神社
 クシ=巨人。
 お後がよろしいようで…。

さざんか

●自分でも何書いてるんだかわからないんですけどね。大意は「アタ族は周王朝の一族であり、周はもともとトルコ系遊牧民だった」という所です。
 でも日本に来た民族は他にたくさんあるのでゴッチャになるわけで…。縄文前期にも来たろうし、百済が滅亡した時にも来たろうし、遼とか契丹が滅んだ時にも来たろうと。そういうのがイラストのレイヤーみたいに重なってるわけで。
 ほんとにアトランティスどこ行った…という所だけど。

●前回アマツミカボシとは「金星だ」という平田篤胤の指摘に対してちょいと難色を示したけど…おいらは違う星を想定してたので。でもまあ金星なのかな…という。
 個人的にはシリウスだと思ってたんですけどね。夜空見てすぐに「あっ」とわかるのはあの星なので。

●シリウスって漢字だと「天狼星」ですよね。でもって突厥の阿史那氏を引用した時は気づかなかったんですがアシナというのはメス狼の名前らしい。有名な「青き狼」ですよ。
 トルコの(未採用で終わった)紋章にも狼と星と月がしっかり描かれてますね。
 じゃあ月とは何か…という。それは後述。

●で、秋田太平山の由来にも「狼平」と書いてたとあり。オイダラというのは巨人だけでなく狼をも意味してるんではないか。ダイダラボッチとは突厥とおなじく狼を崇拝する遊牧民発祥なんじゃないかという話で。

●べつに日本で…狼を神聖視してる話…というのは無いな…と思ったんだけど、よく見たら「名前」がズバリでしたな。オオカミ=大神です。んでもってアイヌ人が狼を神聖視してたというのは有名な話。
 つまり大三王子はオオカミ王子だったわけで(どんな

●まあ…これは秦代の地図なんですけどね。秦のまわりにたくさん異民族が住んでる。
 周が岐山を拠点にしてた事は以前書いたけど、あの地域って古代の基準でいうとほとんど「中原の端っこ」ですよね。すぐ北か西には異民族が住んでる。
 んでもって古公亶父はそれよりもっと西(もしくは北)から移住してきたという。つまり殷のまわりに住んでた遊牧民の一つだったわけで。

●その元居住地あたりを見ると「月氏」って書いてありますね。あの大月氏(ダイゲッシ)です。
 でも漢代の張騫のころはもっと西のイシク湖周辺に住んでたはずで。つまりもともと東寄りの民族だったのが、遊牧民同士の抗争にやぶれて西の方に移動した。

●でも犬戎だの靺鞨だの邪馬台だのとさんざんな表記のされ方をされる異民族の中で「月氏」…なんだか綺麗な書かれ方をしてます。むしろ美称みたいな。なんでしょうねこの差は。
 と思ったら周や秦の発祥地もだいたい月氏の原住地(西涼地方)とかぶる事に気づいたわけで。つまり周・秦からも「同祖同根だ」と思われてたのかもしらない。あるいは通婚を通して血縁的に近かった。だから蛮族として扱わなかったんではないか。

●という事は、月氏は日本のアタ氏とも周を介しての同族という事になりますね。そして両者にはある程度の交流があった…。
 と弥生時代の銅剣の記事見てて思ったんですけど。

●「中国華北や内モンゴルに分布するオルドス式銅剣に似ており」とある。んでもって「中国から日本海ルートで流入した可能性がある」
 中国といっても漠然としすぎてるんですが…じゃあ中国のどこからなのか。という答えは銅鐸の記事に書いてありました。「越」です。

●なんで北方の文化が、南方の越を経由してくるのか…というのは句呉の太伯が関係してくると思うんです。
 つまり越から日本に銅鐸を贈ったのは太伯の末裔、アタ族とは親戚だった貴族。「遠い島に住む親戚へのプレゼント」として銅鐸を贈ったという解釈もできる。
 その越はどこからオルドス式銅剣を取り寄せていたか…。言うまでもなく月氏ですよ。

●トルコのアナトリアで誕生したという青銅は、中央アジアの騎馬民族を通じて大月氏→中国→越→日本にもたらされた。となるわけで。
 で、青銅って銅と錫を合成することで精製される。
 無錫市というのもかつては「錫がたくさん採れる場所」という意味で有錫といったそうだけど、採りすぎて枯渇したので無錫になったという。あの無錫も呉越の地域です。
 という事は北陸の越(こし)というのも越(えつ)に関係するのかな…。関係ないって書いちゃったけど。まあ…そこはまだ考察の余地ありで。

●イシク湖畔にいた大月氏はさらに西へ逃れ、クシャーナ朝、ギダラ朝などを建国したあと、ササン朝ペルシアに吸収されて…その後どうなったかわからない。でも今のトルコ人はちゃんと国旗に「月と星」を描いてます。星とはつまり…月とはつまり…書くまでもなし。
 日本や中国はもう大月氏という民族を忘れちゃったけど、向こうはちゃんと憶えてるんですよ。感動的ですね。

●「月と星」この信仰は日本にも伝わって星神(カガ)という大酋長的な存在を生んだんではないかと。でもって「妙見信仰」として残ったんではないかと。
 これを紋章にしてた大名いましたね。千葉氏です。平将門の末裔を称する人たちです。
 つまり将門伝説ってのは…ふむふむ(何を

●でも狼がいませんね。そのかわり「千葉」で「犬」が出てくる話があります。あの八犬伝です。
 馬琴さんは「夢の啓示」であんなこと書いた…といってるけど。何か知ってんじゃないのと。どうなの。どうなの馬琴さんと。
参照:南総里見八犬伝の謎

ゴトランド

●前回の日記の太平山の記事は削除しました。秋田に太平山っていくつもあるのでゴッチャになったんすな。
 むかしは「おいだらやま」と読んだという事だけ書いときたかったので。

●ぶっちゃけていえば太平山=大三王子=ダイダラボッチです。で、大三王子=大物主=大国主=オオナムチだと思ってますけど。
 もう日本中の神社でオオナムチ(力の象徴)とスクナビコナ(知恵の象徴)がセットで祀られてます。二王子です。

●この二王子信仰というのも古代では一般的だったみたいすな。それがどういうわけか富士浅間(ふじせんげん)信仰と結びついてる。
 というところで思い出したのが「縄文時代の富士山は2つの連山だった」という話です。ブラタモリでやってたんですが(ぇ
 つまり筑波山みたいな形してたわけで。二つ山です。

●で現在の富士には何が祀られてるか…というとコノハナサクヤ姫ですね。でこの女神様はアタ系(周)の人ですね。
 でも何でかカモ系(秦)の神社でもこの女神様を珍重してるフシがある。じゃあカモ系の女神様なのか…。ごちゃごちゃ…。

●弥生時代のアタ・カモによる抗争は…たぶんカモ族優勢だったと思うんです。で、やっつけたアタ族の神を根絶してしまうか…というと古い住民が反発するでしょうね。いくら農地を獲得しても住民がいなければお米とれないので。だからアタ族を懐柔する。
 という過程で「アタ・カモ習合」という事が行なわれたんではないかと。

●これは飛鳥時代以降における神仏習合とほとんど事情は同じです。またそれ以前にもカモ氏による賀茂信仰と仏教が習合して修験道が生まれた…と思ってますけどね。
 大和朝廷はカモ系の氏族でありながら古いカモ系の豪族を排斥したかったんです。だから仏教を取り入れた。
 排斥された側のカモ氏も生き残りのために仏教観を取り入れて修験道を生み出した…という流れかと。それが役小角であり空海だったかもしらない。

●…と似たような事をネチネチと考えつづけてた人が秋田太平山の麓にいたんすな。何かの因縁というか…。平田篤胤という人。
 この人はどういうわけかアタ・アサに関わる場所を好んで遊歴してる。でもって師匠が紀伊の本居大平(本居宣長の養子)という人。んでもって「大平」の号をお師匠さんから頂戴してます。
 太平=アタ・アサという事に、無意識的なレベルで気づいてたフシがあるすな。辞世の句にも「あたら」という字を入れてるし。気づいてたな…という。

●修験道の話を色々見てるうちに、やっぱりオーディンおじさんがモヤモヤと出てくるわけで。隻眼で老人でローブ着てて、槍を杖代わりにして、諸国を遍歴しながら奇瑞を残したりする。…何かに似てませんかね。役小角と空海ですよ。あるいはその後輩であるところの修験者。
 こういうのは日本や北欧にかぎらず、古代のシベリア・ウラル地方の遊牧民・狩猟民の信仰としてあったんではないかと。

●そんな昔じゃなくても戦国時代にも一人いるんすな。山本勘助です。
 この人も正体不明というか、伝説まみれというか…ほんとに実在したかわからない。若いころは諸国を放浪し、戦上手で、しかも隻眼ときてる。オーディンが「戦いの神様」でもあったことを思い出しつつ。

●…というだけならたんなる類推にすぎないんですが、山本勘助の出身だという候補地見てると「うおっ」となります。やっぱり三河国加茂なんですよ勘助さん。
 つまり山本勘助像というのは修験道(賀茂信仰)から生まれたイメージなんではないかと。戦国時代の軍師って修験者に近かったそうだし。

●ほかにも円空だとか左甚五郎だとか菅江真澄の放浪人を追ってるとアタ・カモの影がチラチラするすな。導かれるようにその地を訪れて、なんか作ったり書いたりしてる。菅江さんは顔のような埴輪を発見して「これは古代の鎧だ」とかなんとか書いてる。
 菅江真澄はもとは三河国渥美の人ですが、どういうわけか秋田太平山の麓を気にいってその地で亡くなってます。ほとんど導かれるようにストンとそこに…という。
 ちなみに修験者が「聖山」と崇めてる山岳は、むかし王様の宮殿があった場所だと思ってますけどね。自覚的というよりも潜在的に残ってる記憶からだろうけど。

●で、オーディンで思い出したけどブリュンヒルデですよ(唐突
 そういえば北欧神話に「フナランド」って出てきたよな、フナ=フン人って意味だったよな…と思ってブリュンヒルデの記事見たらしっかり「古エッダではフン族」と書いてあり。しかも兄の名前が「アトリ王」ときたもんだ。
 フン人の有名な王がアッティラであり、突厥の王も阿史那氏でしたな。やっぱりAT・ASだと。

●この阿史那氏の称号である可汗。カガン。チンギスハンのハンです。この称号を用い出したのは5世紀ごろからとあるけど、いやもっと大昔からあったとか何とか。それより語源が書いてない。

●このカガンの称号をもった人が日本にもいたんすな。
 それが星神香香背男(ほしのかがせお)、そして多祁美加々(たけみかが)という人です。
 前者は古代史詳しい人なら知ってるだろうけど、じゃあ後者は誰だ。というと他でもない新島の大三王子の本名です。伊豆下田では多祁美加々=応神天皇だという信仰があるそうで…。

●カガって「輝く」の語源になった言葉だそうですが、ほかに星という意味もあるらしい。平田篤胤は「金星だ」とか言ってたそうだけど…まあ明るい星ならシリウスだのデネブだのたくさんあるんですが…まあ金星にしときましょう。
 あるいは加賀国とか足利(あしかが)という地名、筑波山の歌垣(かがい)という古代の風習も星(カガ)から来てるんではないか…。

●だいたい歌を「カ」と読むのは漢風ですよね。あれは当て字だと。自分たちの祖先神であるところの「星神」が居る祭りという意味で「カガイ」なんではないかと。
 星=可汗の因果関係は全然わからないですけどね。

●…というところでちょうどよく気力が尽きる。

阿島傘

●なんだか連日書いててバカみたいだな…。まあボルテージが尽きる前に書いてしまうという流れで。1日置くとどうでもよくなる事多し。

●大洗の先祖の墓参りに行く途中で、いつも丘の上から「白いおっさん」が顔を覗かせてるので、アレなんだっぺなぁと思ってたらだいだらぼうという巨人。あぁアレがダイダラボッチかぁと。
 昔はそんなに興味がなかったんだけど、近ごろ色々と巨人伝説を見てるうちに「そういえば大洗に…」という事を思い出した次第。

●大串貝塚…という遺跡の上に立ってる巨人像。真っ白ですね。
 でも周の太伯=北方コーカソイド=白い巨人というイメージでいくと合ってるのかもしらないけど。

●白人系とかいうと今の西洋人思い出すかもしらないけど、そうだけど…そういうんじゃなくて…。だいたいこんな感じの人。なんか北欧神話に出てきそうなおっちゃん。
 フィンランドのサーミ人。昔はフェンニー族と呼ばれてたそうで匈奴(フン人)との関連が色々噂される人々。フィンランドもフン人の国云々…。

●それはともかく「だいだらぼう」ですよ。はじめは大足(おいだら)という土地に大きな「山」があって村人が不自由してたけど、それを別な場所に移したと書いてありますね。それが今の朝房山だという。やっぱりAS出てきましたよ。
 以前から朝房山は気になってたんすけどね。やっぱり巨人と関わりがあったかという。
 にしても大足(おいだら)…直球やんけと。

●でこの大串という貝塚だけど「串」の字がある地名にはやっぱり巨人伝説があるんすな。太伯が上陸したであろう鹿児島半島の西岸には「串木野」ってあるし。
 なんか…クシが来た、みたいな。なんだクシって。

●ほかに紀伊半島の先っぽにあるトンボロ状の半島も串本という。太平洋に突き出してて、そのまま黒潮に乗りやすい場所みたいな。
 でその岬の先っぽの地名に着目ください。「出雲」です。やっぱりここにもアタ・カモにまつわる一族が住んでたんじゃないかと。
 つまり出雲って山陰の出雲だけじゃないってことです。北陸にも出雲崎ってあるし。奈良にもあるんです出雲が。余談だけど。

●古事記にもクシナダヒメっていますね。その両親というのがテナヅチ・アシナヅチ…すなわち土蜘蛛といわれてるところの巨人族です。で、テナヅチ・アシナヅチの父親は誰か。
 オオヤマツミ。すなわち鹿児島阿多の王。アタ族の祖先神です。

●じゃあそもそもクシって何なのか、巨人って意味か…ってそんな単純じゃないすな。以前日記で書いてたのを思い出し。
 つまりトゥルク系の言葉で「赤い」という意味です。クジュル、キジル、クシュ、クジュ、クス、クシ…(あるいはヒンズー語で山という意味もあるらしい)。
 でもなんで…わざわざ「赤」なんて字をつけるのか。巨人とどう関係あるのか。

●という時にふっと思い出したのが「赤帝」ですよ。なんか治水に関する書を持ってる神様。この神様ってどこに住んでたっけかと。
 紹興市の宛委山、古代「呉」といわれた地域です。
 んでもって呉といえば周の太伯が最初移住したといわれる場所。すなわち「句呉」です。

●最初「句呉」ってクゴって読んでたんだけど、クコと読んだら…あの赤い実です。杏仁豆腐に入ってるやつ。
 つまり句呉って「赤」という意味があったんじゃないか。あるいは赤をシンボルカラーにしてた国だったのか。だからそこを治めてた皇帝は「赤帝」だったという。で後年、太伯はその句呉の王様になった。
 で赤をトゥルク系の言葉になおすとクシ。串。櫛…もうおわかりですね。

●クコの記事を見ると「クコの葉を入浴剤として風呂に入れる伝統風習が長野県阿智村や喬木村にある」とありますね。どっちも諏訪の塩街道ぞいにある地域です。こんなところでまた塩街道出てくるとは思わず。ほんとにパズルだなぁ古代史は…。

●とするとあちこちにある九頭竜(くずりゅう)という地名も何となくわかりますね。「9つも首のある龍」というよりも赤い龍をクス龍といったんでないかと。
 で龍神=皇帝で、すなわち九頭竜とは「赤帝」のことなんじゃないかと。
 ちなみに箱根の芦ノ湖畔にも九頭竜神社あってありますね。すっごく思わせぶりな所にある。もう古代人好きそうな場所。

●まあ…太伯本人じゃないかもしらないですけどね。その子孫の誰かが大船に乗って来たんですよ。沖縄や鹿島の伝説にある「白面の神」のように。たぶん青い瞳をしてたかもしらない。
 呉といえば孫権思い出すけど、あの人も碧眼だったらしいすな。後漢の頃までコーカソイドの特徴をもった人が残ってた…いや今でもいるかも…ちゅーかいたし。

●でちょっと思ったのが北欧のオーディンとオイダラという語感が似てるなと思ったので。以前ならただの偶然でスルーしてただろうけど、サーミ人みたいな民族がユーラシアを右往左往してた、と考えると「うーん…」となるわけで。
 犬戎、北狄、匈奴…フェンニー…。伝達者・媒介者…。

*秋田太平山の記事はヘンテコな部分があったので削除しました。