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土井平蔵の中庭

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サルマタイ

●なんで…馬琴さんは修験道の秘密にかかわるような事を知ってるのか…賀茂氏とつながりがあるのか…。というのは無かったと思います。
 直接修験者から聞いたんだろうけど。

野田泉光院という修験者の旅行記見ると、この人けっこう泊まった村の人たちに修験道の奥義をベラベラとしゃべってるんすな。
 村人にちょっと修験道について詳しい人がいると、
「あなたはこれだけお布施をくれたし、その道に志のある人のようだから、よろしい。あなたにだけ特別に修験道の秘密を…教えて進ぜよう」
 と打ち明けたりするんすな。そうすると村人は喜んで謝礼してくれる。まあそれで修験者は旅ができるので。

●修験者を家に泊めるというのは江戸時代の流行だったらしく、馬琴さんもそういう旅の修験者から冨山(とみさん)にまつわる伝説を聞いたんじゃないかと。
「あの山には妙見菩薩と犬神の伝説が…」
 そこから着想を得て八犬伝を描いたのかな…と。でも修験者の話をパクったとも言えないので「夢の啓示」としたと。どっちでもえーんすが…。

●房総半島と賀茂氏…というのは阿波の忌部氏に関わってくるんだろうけど…話の本筋じゃないので割愛。というか書くの面倒くさい。

●ペルシアというと何でか「宮殿の上に浮かぶ月」というイメージがあるんですが…どっから来たんだろうなアレ。イランに古代から月をトーテムとする信仰とかあったのかな。ネットで漁ってもよくわからない。
 あるいは傘下国の大月氏が持ってた月信仰を、ペルシア帝国が吸収し、それがペルシア=月というイメージになったのか…。

●まあイランといえば…拝火教ですね。火を拝む。ゾロアスター教。たぶんゾロアスターが出現する以前から古代拝火教みたいなのが存在してたと思うんですが。
 そのルーツはどこか…というとシュメールだと思うんです。

●このシュメール文明ってのも謎の消え方しますね。
 その後の古アッシリア王朝というのもいつの間にか歴史から姿を消し、何百年かたって中アッシリアという王朝がおこる。なんか民族が入れ変わった的な。
 じゃあ消えた人々はどこさ行ったか。たぶんイラン高原だと思うんですけどね。そこで原始拝火教みたいなのが発生した…。

●この原始拝火教が、中央アジアの遊牧民に伝播し、色んな部族の信仰・神話になったと思うんですけどね。仏教、原ユダヤ教、キリスト教、北欧神話、ギリシア神話、そして神道…。あるいはアメリカの先史文明…。
 たとえば拝火教にマギ(Magi、Magus)って神官いますね。これが西へ行くとMagicianになり、東へ行くと「まじなう」あるいは「まじない師」…。
 仏教でもシャカの父親はマギだという説があるそうな。マジかよと。

●オオカミと月を神格化する信仰はたぶん大月氏が持ってたと思うんですが、これもルーツをたどると拝火教に関係するかもしらない。
 じゃああ中央アジアの遊牧民はみんな「月と狼」か…というと違う感じすな。
 北欧の少数民族はフン人発祥というけど、北欧神話でのオオカミは悪役です。有名なのが悪狼フェンリルであり。オーディンさんを頭から丸飲みにしようとする。
 そういえばフン人(匈奴)と大月氏って仇敵同士だったよなという。だから大月氏がトーテムとしてた狼を悪役にしてるのかなと。

●このオーディンの危機を救ったのが、オーディンの息子であるヴィーザルという森の巨人。この人ってけっこう古代史の鍵を握る重要な人だったと思うんですが…。なにしろインドのヴィシュヌと同一視されてます。

●英語で魔法使いといえば先のMagicianの他にWizard、Witchってありますね。この森の巨人ヴィーザル(ヴィシュヌ)がWizardの語源なんじゃないかなと。
 WはVに変化するのでヴィザルドと読める。ヴィーザルに仕えまつる神官、すなわちウィザード…。
 Witchのほうはヴィクと読める。ヴィクといえばインドのBhikkhu(比丘・修行僧)を思い出すんですが。ウィッチというのは「魔女」と訳されてるけど本来は性別関係なかったらしい。つまりウィッチとは仏教の僧侶と似た存在だったんじゃないか…。

●じゃあヨーロッパ人って仏教徒だったのか…というのは「インド・ヨーロッパ語族」という言葉を思い出してください。根っこは同じという事です。その根っこの主要な部分に原始拝火教があり、その根から生じた枝葉のはじっこの方に日本もある。
 アタ族の王オオヤマツミが祭られてる神社の名前が大山阿夫利神社。アフリ=アフラ・マツダ=アブラハムです。

●このヴィーザルは日本に来ると何になったか。荒脛巾(アラハバキ)です。名前全然違うんですが。
 ヴィーザルは「強い靴」を穿いており、その強靭なかかとでフェンリル(インドではアスラ)のアゴを踏みつけたという。
 強い靴=荒脛巾を結びつけるのは強引臭いんですけどね。でも日本に残るオーディンさんの影があまりにも濃すぎるので。その子息であるヴィーザルさんの足跡が残っててもおかしくはなかろうと。

●フェンリルに呑まれそうになる父オーディンを助けたヴィーザル。それと似た神話が、なんでか讃岐国(香川県)にだけ存在する。讃王神話というそうですが。
 讃留霊王…サルレオ…なんだか日本ばなれした名前ですが…。その人が誰なのかは神櫛王だの武殻王だのとはっきりしてない。しかもこの神話の主役は「一介の兵士」であって讃王なんもしてない感あるすな。まあそれはそれとして…。

●ただ神櫛王が祭られてる神社の名前を見て茫然としたんですが…。象頭山のそばにある櫛梨神社
 クシ=巨人。
 お後がよろしいようで…。
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