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土井平助の中庭

月みる視点

幼児のころ母におぶられてはじめて月を見たとき、月は抱えるほどに大きく見えた。

月のクレーターのボツボツまではっきり見えた。

このことを人に話しても信じてはもらえない。
ちょうど雛鳥のインプリンティングに通じるものがあったのかもしれない。

今では視力もかなり落ちてぼんやりとしか見えない。


という話はおいといて、以前流星群が見られるというので、庭先に寝転がって
ぼんやり夜空を眺めていた。

そのときちょうど月が出ており、邪魔だなぁというぐらいにしか見ていなかった。

しかし流星群といってもしょちゅう降ってくるわけじゃないので、その間ヒマになる。
するとどうしても星とか月ばかり見ている。


そのときどういうわけか、宇宙の広がりがわーっと全身に飛びこんできたような感じが
して、全身が総毛だった。


まるで何もない空間にぽーんと放り出されたような感じ。


自分だけでなく、自分が寝転がっているこの地球も、月も、星々も、何もない「そこ」に
ただふわりと、何の支えもなく浮かんでいるだけにすぎない、ということを体感的に
感じる。

そうすると平面にしか見えなかった星空が、壮大な奥行きをもつ3次元のものとして
自分の網膜に迫ってきた。という。


もし星空を、あるいは月を見上げる機会があったら試してみるとよいです。

星空は平面ではなく壮大な立体空間であり、月は何の支えもなく、ゆっくりと地球の
まわりを旋回している巨大な球体として見ることを。


たぶん自分が拠って立つこの宇宙に対して、恐ろしささえ感じるかもしれない。
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マウス博士

どうしてもこっちの更新を忘れてしまいそうになりますが…


MUZIEに「ラット博士のヘンテコ大冒険」という曲が掲載なりました。


この曲もだいぶ前にMySoundというところで公開してましたが、今回は音質をあげ
エフェクトをかけて、細部をこちょこちょと手直しています。

で、音質はよくなったけど、それはこれまでやってきた事を流れ作業的にやってるだけで
旧版のほうがよほど色んなことに挑戦してたように思います。

あのころはMP3化するという事自体が不慣れな段階だったので。
まさにヘンテコ大冒険ですよ(書いてて不自然さは感じない)


でもその時以来の格闘のあとが今回の新版だと思っていただければ、ラット博士も
大喜びします。

ある風景

何で見た映像かは忘れたけど…。


氷原に大きな裂け目がある。

その内部は複雑な迷宮をなし、氷の回廊をひょうひょうと風が吹き抜けている。

上を見れば空は蒼く晴れて、太陽は刺すような光線をはなつ。


あれはまわりが氷だから神秘的なのかと思ったら、やはり砂漠に
似たような場所があり、そこでもひょうひょうと風が吹き抜け、空は蒼く
澄んでいた。


どうも蒼く晴れた日に風が吹いているとそれで「神秘的」であり、そこが回廊状の
場所だとさらにその気分が増すらしい。


だからそれはビルの谷風でもいいし、渇水した用水路の底でもいいのである。


そのイメージは想像力を豊かにするというより、爽涼感がありすぎてかえって
奪う感じがするが、ぜんぜん不快ではなく、心持ちが軽くなるような気がする。


ということを以前よく書いてたような気がする。

録音後の手順

・その他→DCオフセットで低音ノイズを除去

・音量→オートバランスで左右の音を平均化(やらなくても可)

・音質→グラフィックイコライザーで音質を調整

・音質→ブースターでバスドラを強調(しない場合もあり)

・音質→エンハンサーでハイハット&シンバル系の音を強調(好みで)

・音量→オートマキシマイズの-12db(ノーマルJ-POP)をかける。

・音量→コンプレッサーのダンス・テクノをかける

・もう一度オートマキシマイズの-12db(ノーマルJ-POP)をかける



もちろん曲によって作業手順や内容は変わりますが、上のことは大基本でやってます。


コンプレッサーは音が割れることが多いのでやらなくていいのですが、
オートマキシマイズ時の音量増大のためには欠かせない作業です。


平均音量が-11db~-9dbになれば成功です。

ブリッキー的な時節

Bricky Season -boosted-という曲が公開になりました。


以前のMP3版やMIDI版とくらべると全然印象の違う曲になってますが
じつはMP3版の音色を変えて、ドラムをつけただけという、自分的には
ごくお気楽なアレンジになっています。

でもちょっと手を加えるだけで同じ曲でも印象がまったく変わってしまうという
一例じゃないかと思ってます。


ノリとしては以前公開した「桜三月散歩道」のアレンジ版に通じる
ものがあるのですが、それもそのはず、どちらも原曲がフォーク系だからです。

フォークテクノという、ちょっと新しいジャンルではないか――ああっ(どうした!)


とヒラメキだけで終わらせそうな物臭DD-HEINでした。