ある風景 雑記 2011年05月20日 何で見た映像かは忘れたけど…。氷原に大きな裂け目がある。その内部は複雑な迷宮をなし、氷の回廊をひょうひょうと風が吹き抜けている。上を見れば空は蒼く晴れて、太陽は刺すような光線をはなつ。あれはまわりが氷だから神秘的なのかと思ったら、やはり砂漠に似たような場所があり、そこでもひょうひょうと風が吹き抜け、空は蒼く澄んでいた。どうも蒼く晴れた日に風が吹いているとそれで「神秘的」であり、そこが回廊状の場所だとさらにその気分が増すらしい。だからそれはビルの谷風でもいいし、渇水した用水路の底でもいいのである。そのイメージは想像力を豊かにするというより、爽涼感がありすぎてかえって奪う感じがするが、ぜんぜん不快ではなく、心持ちが軽くなるような気がする。ということを以前よく書いてたような気がする。 PR