「昼間の環礁の月」はちょっと前に環礁というフシギな場所に魅入られて作る。あまり変なことするよりループ曲っぽいのがいいんじゃないかと思いミニマルに初挑戦。
「洞窟1」ここまでくると作ってた記憶がほとんどない。ただ0:25以降にエレキギターのメロをつけようとしてたことは確か。そうしたら"洞窟"じゃなくなってた事も確か。
「洞窟2」ボツ曲のメロディにアルペジオをつけただけの手抜き作品。でもこういうのが素材として使いやすいのかもしれず。
「Blind Minstrel」亡霊を前に平家物語を朗々と歌いあげる耳なし芳一を表現。途中から太鼓が入るけどあれは壇ノ浦の合戦のつもり。Soundtrackという音色は独特な響きだけに使い所が難しい。
「青銅の都市」むかし中国に斉という国があり、かの孔子サマが食事の肉の味さえ忘れたというほど美しい音楽があったそうな。で古代中国といえば青銅の鐘。たくさんぶらさがってる鐘を棒でキンコンカンと叩いてたわけですな。
「断罪の塔」は最近作ったやつです勢いで。ラスボスのいる洞窟といったイメージ。このころになるとテーマを一本にしぼる技(?)をおぼえる
「ODDRUM」は未公開曲のドラムパターンをオーケストラのドラムセットにしてゴチャゴチャいじってるうちにできる。ではディディランガ・ヘインギー族長からご挨拶が…「フンバラバッター!(暑くてやってらんねー!)」
「SOTETSUJOJO」漢字にすると蘇鉄繁々。東南アジアの森深くでみた甘美な幻。南国の花の精というイメージです。カノコユリかハイビスカスか。ラフレシアって何ですか(と前にも誰かに書いたような気がする)
「つくばとうし」ふざけてるとしか言いようがない
「深淵の墓所」砂漠に眠る古代遺跡というイメージ。たいまつ持って闇の階段をどんどん降りてくと、広大なフロアに出てそこに…ああッ(どうしたー)。前奏はいらない気がしたのでMP3版では前奏抜いてます
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MUZIEにGeneratorという曲が公開になったのでご報告。
パソコンを変えて第一投目の作品で、以前との環境との違いに四苦八苦しながら
作りました。
高音域が出ないので、調べたらノイズ除去の処理がかけてあったり。
イコライザーで低音がキツめに設定してあったり。
この曲はずっと敬遠してただけに手をつけたらやっぱり難物でした。
色々詰めこみすぎてパッチワークみたいに雰囲気がコロコロ変わる。
これほど自分の位置がわからなくなる曲というのは初めてかもしれません。
だから削ったり足したりと色々やってます。
いっそ2部構成にすればよかったかな…とちょっと後悔。
まあいずれ今の環境に慣れたら改めて作りなおそうかと。
「Old Knights」はもともとオルガン曲だった
「赤い月―そして古城」はVortical Feelingの前奏だったもの。そして作ってた当時はプログレロックだった。
「渤海」という曲は津軽三味線の曲をゆったりめにしただけ。中国の宮廷音楽と日本の民謡というのは根っこが同じなのかもしれない。
「鉄錆の騎士団」 ロックしか作ってなかった時期の作品の一つ。公開するには不満点が多かったけどマーチにしたら「おお…」という具合に。原曲がどんなだったか忘れてしまった
「Sand Soldier」はテレビで砂漠の番組をみてるときに思いついたもの。原題は「ハウザーのテーマ」 ハウザーというのは自作物語に出てくる騎士。彼ははじめドン・キホーテみたいな老騎士を設定してたがいつの間にか20代の若者に。
「銀波の川」は以前すんでた町の近くに流れてる川をぼーっと見てた時にタラタラタラとピアノ曲が浮かんできたという寸法。川面のきらめきを表現しとります。
「珊瑚の夢」は聖子ちゃんの曲ばかり聴いてた時期に作ったやつ。はじめは乙女チックな曲だったけど、砂浜でたき火をかこんでみんなで歌ってるような感じにした。
「縄文海進」は近所の貝塚にいった時、縄文当時の風景を想像してるうちに思いついた。はじめは明るいものを想像してたが、中妻貝塚における101体の人骨の話を聞いたとき、そんな明るいばかりの時代ではなかったのかもしれないと思い暗色を強くした
サイトのほうにステージ17(Stupid Rover)というMIDI曲を掲載しました。
同時にMIDIの一括ファイルも更新してます。
上記の曲は以前前奏部分だけのショート作品として掲載してましたが、今回は色を
つけて(つけまくって)まとまった曲として公開してます。
雰囲気としては流浪のやさぐれたアメリカ国籍の格闘家というか、喧嘩師というか。
バーとかでガッチャーンとかやってるわけですよ(^^; や、野郎! みたいな。
最初はただ簡単なドラムだけですましてましたが、いやいやそれじゃいけんと思い
徹底してドラム入力しまくりました。自己満足なので気になさらぬよう。
MP3版として出す予定もありましたが、他の音源で演奏するとどうもカッコよくない。
もわっとした感じになる。のでそのままGM版で出してしまいました。
という次第です。
幼児のころ母におぶられてはじめて月を見たとき、月は抱えるほどに大きく見えた。
月のクレーターのボツボツまではっきり見えた。
このことを人に話しても信じてはもらえない。
ちょうど雛鳥のインプリンティングに通じるものがあったのかもしれない。
今では視力もかなり落ちてぼんやりとしか見えない。
という話はおいといて、以前流星群が見られるというので、庭先に寝転がって
ぼんやり夜空を眺めていた。
そのときちょうど月が出ており、邪魔だなぁというぐらいにしか見ていなかった。
しかし流星群といってもしょちゅう降ってくるわけじゃないので、その間ヒマになる。
するとどうしても星とか月ばかり見ている。
そのときどういうわけか、宇宙の広がりがわーっと全身に飛びこんできたような感じが
して、全身が総毛だった。
まるで何もない空間にぽーんと放り出されたような感じ。
自分だけでなく、自分が寝転がっているこの地球も、月も、星々も、何もない「そこ」に
ただふわりと、何の支えもなく浮かんでいるだけにすぎない、ということを体感的に
感じる。
そうすると平面にしか見えなかった星空が、壮大な奥行きをもつ3次元のものとして
自分の網膜に迫ってきた。という。
もし星空を、あるいは月を見上げる機会があったら試してみるとよいです。
星空は平面ではなく壮大な立体空間であり、月は何の支えもなく、ゆっくりと地球の
まわりを旋回している巨大な球体として見ることを。
たぶん自分が拠って立つこの宇宙に対して、恐ろしささえ感じるかもしれない。