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土井平蔵の中庭

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貞山堀

●ルイジアナの運河群は、はじめ「ここに町があるからこんな運河作ってるんだろうな」と思ってスルーしてたんですが、よく見ると町なんか無いわけで。一望の大湿地です。
 それでも「水運の利のために掘ったんだろうな。アメリカさんは金があるな」と思ってやっぱりスルーしてたんですよ。

●でもツベで「うおっこれ古代遺跡じゃねーの」と驚いてるUSAのおっさんの動画見て「あれ?」と思ったわけで。アメリカ人自身知らないんじゃないかと。
 で、調べたらやっぱりマジメに考察してるページがあって、やっぱり遺跡なのかもしらんという。

●中にはキレイな直線状運河もあって、現代の(石油探査運河?)とゴッチャになってるんですが、やっぱりおかしな部分もある。水没してる所、封鎖してる所、海底の形状、建物の土台跡などです。
 キューバ危機の時にアメリカが国防上の理由で掘った…という大事なことなら教科書に載せとけよ!と。そんなことどこにも載ってないわけで。
 ネットなら何かわかるだろうとググると「古代遺跡だ!」とアメリカさん自身が書いてるわけで。

●まあ…80%遺跡でしょうね。見たところ100万以上の人口があったように思えます。これは少なく見積もってです。下手したら1千万人はいたかもしれない。
 じゃあ誰が住んでたのか…とルイジアナの先住民族の遺跡見てみたけど、あきらかに規模も質も違います。土器文化・部族国家以上の遺跡を残していない。部族国家があんな大運河群を掘りまくったという…それこそトンデモに思える。

●たとえば隋は京杭大運河というのを修復しただけで反乱が起こって崩壊しました。長大ですけど幅20mもない細い運河です。それだけで巨大な負担だった。
 北米「最古」といわれる19世紀のリドー運河も見てのとおりほっそい水路です。それですら世界遺産になってる。

●江戸幕府は世界でも稀にみる「運河大好き」政権だったと思うんですが、その幕府ですら印旛沼運河(ほっそいやつ)を造ろうとしたけど結局失敗してます。
 明治政府も利根運河を造ろうとして「財政のムダだ」と猛反発を食らった経緯があります。
 運河を掘るということが(近世においても)どれだけ大変だったかという事です。

●なのに…やつらは…掘りまくってやがる! まるで運河開削用ロボット「運河くん」でも存在してたのように!
 まあ現代人にはわからない、彼ら独自のコツでもあったんでしょうかね。「掘るんじゃないんだよ、刻むんだよ」的な。ズボンはいたままパンツ脱ぐ的な。…よくわからないですが。

●もしこれを遺跡だとしたらアメリカはこの運河(あるいは干拓地)の恩恵を今でもバンバン受けてる感じであり、つまりアメリカはアトランティスの遺産の上に立っている事になる。そうすると色々納得がいきます。

●…とこの運河を見てて思ったんだが、これほどザクザク地面掘れるんならパナマ運河、スエズ運河に類するものも既に持ってたんじゃないかと。つまり大洋と大洋を結ぶ運河、アトランティス人が世界の制海権を握ることのできた原動力です。
 太平洋と大西洋を結ぶ運河は今パナマ運河一本だけですが、彼らは複数本持ってたんじゃないか…という。
 まあ探せば色々見つかるんですが、指が疲れたのでこの辺で。
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