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土井平蔵の中庭

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白山比咩神

●ピラミッドは土留じゃなくて絡みというそうですね。絡みについては「ピラミッド 干拓」でググるとたくさん出てくるので、そちらの方を参照ください。たしかに干拓地のある場所には絡みにしたような、浮島みたいな隆起をよく見かけます。そういうトコはたいてい神社になってますが。

●で、今回はアトランティス人による地域支配のごく簡単な説明です。
 ギリシア神話のポセイドン、オケアノス、ネーレウスといった海神にはたくさん「娘さん」がいることになってます。とりわけオケアノスには3000人の娘(オーケアニス)がいたそうです。さらにポタモイという河川の神々、ナーイアスという孫娘たちもいる。
 これ世界各地に派遣された地方長官(封建領主)の氏族名だったんじゃないかと思ってますが。エレクトラはそこー、ドリスはあっちー、カリュプソはどこそこーという。新島の大三王子もこの一人だったかと思われます。こういうのは初期の大和朝廷における国造による地方支配によく似ています。みなさん共通の祖先をもついわゆる眷属なわけです。

●でこういう図を描いてみたんですけどね。

 バカみたいな絵ですが…。真ん中にある「高い山」のてっぺんに、その地方の女王、オケアノスの娘たちが住んでるわけです。山頂にあるのは泉です。女王というのは個人的な願望です。
 山頂といっても100人ぐらいは居住できるスペースがなければならない。だから彼らは火山の噴火口、あるいはカール状になった山を好みます。カールの底には水(あるいは温泉)が溜まってる事が多い。

●なんで山の上に住むのか…というのは野蛮な原住民の襲撃を恐れたから、野獣よけ、風土病対策、神秘性を出すため、水源の確保、石切場の確保など色々考えられます。野獣よけというのは運河の時と事情はおなじです。山の上だとクマやオオカミも登ってこれないだろうという。あと地元の人と接触してると風土病にかかってしまう。また食人の習慣のある原住民とかも多くて襲われる心配ある。血統の純一性を保つためなど。

●山の下にある四角い台地は、貴族の屋敷とか政庁とかを置いていたんだと思います。いわゆる「お宮」です。住民と神(地域の王)とを取り次ぐ窓口でもあったと思われます。現在でも山のふもとに神社がある姿をよく見かけます。
 たまに山道に道祖神が置いてありますが、あれは神の領域と人間の領域をへだてる結界石だったんだそうな。こっから入っちゃいけないよという。

●そういう高い山のふもとには河川(もしくは運河の痕跡)が接してる事が多いです。海から船で行き来できたんでしょう。で運河にそってシマシマ農場がある。

●高い山のまわりには小さい丘がある。まわりの黒いポツポツは集落です。この丘は何かというと「神様からの使いをお迎えする台」です。偉い方のお使い、すなわち助さん格さん天使です。まさか空から降りてくるのか…まさしく天降(あも)りましてくるわけです。私が最初にアトランティス人を「鳥人族」と書いてたのはそのせいです。

●ならどういう時に佐々木助三郎が降りてくるのか。それは住民たちが呼んだ時です。大声出しても山頂には届かないだろうから、丘の上から火を焚いてノロシでも上げたんだろうと思います。それを山頂から見た渥美格之進が「お、住民たちが呼んでるな、どれどれ」とグライダーでフワーッと…まあ気球でもUFOでもいいんですが、何らかの飛行手段でおりていく。そうすると住民たちは毎回驚いてくれる。これも一種の演出ですね。

●で、天使は村人にいろんな知識を授けたり、陳情を聞いたり、印籠出して問題を解決してくれる。相撲もしてくれる。そのかわり貢物を受け取るわけです。後年の宗教儀式において、祭壇を築いて神様に捧げ物をしたり、火を燃やして拝んだりするのはここに根源があるんじゃないかと思ってますが、たんなる憶測。

●なら天使はどうやって帰っていったのか。まさか山頂までグライダーを担いで登っていったとは考えにくいですから、こうやって帰っていったんじゃないかと…。あたしは高い所からじゃないと離陸できないのかと思ってたけど、うまい人なら場所選ばないみたいですね。風に乗ればどんどん上昇できる感じです。だから風のいい日を選んで帰っていったんでしょう。たんまり御馳走になって…。

●このお迎えの丘は小火山の噴火口、もしくは自然丘である事が多いですが、無い場合は人工的に造ってる所もあります。例の干拓の「絡み」に使っていた盛土を転用する事もあったかもしれません。
 ギリシアのアクロポリスもそういう丘の名残かと思います。丘の周辺で地域の中心的なコミュニティーが形成されたかもしれません。
 はるか後年、アトランティス人がいなくなったあとですが、神様が住んでる高い山と、お迎えの台とが一体になった構造物があります。前方後円墳です。あれ古墳時代にお墓として転用されてるけど、もとはお墓じゃないですね。別な目的で造られたものです。

●こういう地域のまわりは何故かグチャグチャ、ドロドロになってる場所が多い(一例)。高い山というのは火山である場合が多いので、たいてい周りに溶岩が流出したような跡がある。また水害もあったろうから泥で覆われてたりする。アトランティスが滅んだ一因はこういう火山性地帯に好んで住んでたからというのも考えられます。こういう地域は現在人が住んでいない場合が多いです。

●現在の都市はそういう「古い土地」からちょっと離れた所にある。どういうわけかその上には住まない。荒地になってる事が多い。たとえば土を掘りかえしたら、昔の食器類だの人骨だの出てくる。石ころだらけで耕しづらい。石ころは石造建築の残骸だと思います。土地の老人は「そこには古い霊が眠っており」とか気色の悪い事を言い出す。
 それで「忌み場」「聖域」として住民から敬遠される。モヘンジョダロも「死者の丘」として住民が恐れて近寄らなかったというし、たくさん古代遺構の見出されるフロリダ南端がかつてカヨウェソ(人骨の島)と呼ばれてたのもそれだと思います。カヨウェソはキーウェストの語源です。

●こういうのはグーグルマップ見てて気づいたことなので、どこがと言われると「どこでも」と書くしかないすな。アメリカでもアフリカでもヨーロッパでもインドでもこうです。地名調べるのが面倒なのでいちいち列挙しません。山頂付近にちょっとした空地、あるいは水場のある山はたいていこうです。
 日本では富士山、羅臼湖、奈良の三輪山、会津磐梯山、燧岳と尾瀬、八幡平、月山弥陀ヶ原、石川の白山、琵琶湖西岸の箱館山、乗鞍岳、上高地、九重連山…有名な山はたいていそうです。高原にある湿原というのは古代農場の跡である事が多い気がする。ああいうのは「自然」には出来ないという事です。なにやら人工的な規則性を感じるから印象的なのであって…閑話休題。
 たくさん神々が居たというより、ごく少数の神が拠点を転々としてた感じもします。日本じゃそれを遷座とかいいますね。アマテラス大神は「旅する神」として知られます。
 中国では泰山周辺がそうなっており、南にむかって小さい丘が並んでます。このあたりに住んでた孔子の名が「孔丘」だったのも何やら意味深です。聖賢の道というのはぶっちゃけアトr…助さんもういいでしょう。
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