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土井平蔵の中庭

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ウトナピシュティム

●超古代文明とか書くと、なにやら現代に匹敵するような文明だったように見えるけど、全然そんなじゃないすよ。ただ当時としては他の地域に懸絶した技術をもつ人々(鳥人族)がいたというだけで。とりわけ土木技術が異様に突出してました。
 たぶんダイダロスとかアルキメデスみたいな技術者を多く抱えてたんでしょう。その技術は門外不出だったと思います。ヒッタイトにおける製鉄技術と同じで。
 知識の独占によって後年のローマとか帝国主義期のヨーロッパのように世界中を植民地化したわけです。

●例の海底運河動画の関連で見たんだが、カスピ海の東北岸にこういう地形があるそうすな。シマシマというか洗濯板みたいな。地理学的に何て呼ぶか知らんけど。
 よくよく見ると、ただの褶状地形というには人工的な改変が多くみられます。ネットで調べると古代の運河だろうという説明を見かけます。運河にしては幅が広すぎ、また数が多すぎる気がします。これは鳥人族(神々)による灌漑施設だと思ってますけどね。

●隆起した所に家を建てたり樹を植えたりして、へこんだ谷の真ん中に小川を通し、その両岸に畑というか水田を作ってたんじゃないかと。つまり水田の原初的な形態です。
 かつてはこんな風景がひろがってたのかもしらない。何度も引き合いに出される千葉の里山。

●「原初的」とはいえ、それまで狩猟採集とか天水農法で生活してた人らにとっては夢のような環境だったわけで。いわゆるエデンの園です。アダムとイヴがここで暮らしてたわけです半裸状態で。
 こういうエデンの園はそれこそ世界各地にある。サハラ砂漠、アラビア半島、中国東北部、アメリカ大陸、はてはオーストラリアにもある。
 んでもって現在その楽園は大量の濁流で徹底的に破壊されている。でその破壊をもたらしたであろう巨大湖の跡(塩類平原)がその近傍にある。

●巨大湖の跡といえばアメリカのグレートベースンには1万5千年前までカスピ海に匹敵するような巨大湖があったそうな。現在ありませんね。ダムを破壊したのです意図的に。
 カスピ海なみの湖が決壊したんだから大変だったでしょうね。水流はどっと東部に流出し、南流した水はカリフォルニア湾からメキシコの中部にまで及んでます。

●なんで破壊したのか…というのはよくわかりません。シマシマ農場にいた人々がストライキでも起こしたのか、あるいは人々が互いに戦争をおっぱじめたのか、「神」にとっては何か気にいらない事でもあったんでしょう。
 ともかく世界中にあるコウケツペット巨大湖を一気に解放した感じです。今まで洪水伝説は「海」が原因かと思ってたけど内陸からの水だったんですね。盲点です。

●でも皮肉なことに、大量の土砂が海に流失したことで、海水面の上昇をもたらし、それで鳥人族の王都も水没してしまいました。それがアトランティスだのムーの伝説になったんでないかな…と漠然と思ってますが。
 水没しないにしても、世界中の植民地を自分の手で破壊したんだから往年にふるっていた神のような権勢は失われたでしょうね。

●鳥人族がいなくなったんだから、人々はシマシマ農場を修復して使い続けりゃよかったじゃないかと思いますが、2度とそこに手をつけてません。よほど大洪水が懲りたんでしょうね。「もうあんなトコ住めネーヨ」と別なところに文明作ってる。
 アボリジニにいたっては農業そのものを捨てて狩猟採集の生活にもどってます。

●でも勝手なことに、鳥人族がいなくなって何千年もすると「あのころはよかったな」「鳥人たちは立派だったな」「俺たちが悪かったのかな」という懐古思想やら反省が生まれ、それが神話になったり宗教になったりしたんでないかと。幕末における尊王思想みたいなもんで。で「我こそは神の子孫なり」と名乗る人も出てくるわけで。

●なんか断定的に書いてる部分もあるけど全部空想ですからね。真にうけて人前で言ったらバカにされます。
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