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土井平蔵の中庭

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泰山天狼拳

●またぞろ空想小説。

●世界中に巨石文明と農耕文化をまきちらした人たち(仮に鳥人族と呼ぶ)は、いつどこの人たちだったのか…と色々調べまくったけどわからんすな。
 なんとなく地中海沿岸に住んでたエーゲ・フェニキア人の系統だと思うんだが。あるいはデニソワ人という名前をネット上でよく見かける。

●鳥人族の傾向としては高い所が好きというのがある。なんでか山の頂上に宮殿作って住んでる。一般に「聖山」といわれる山のまわりには遺跡らしき痕跡をたくさん見かけます。
 グライダーで空飛ぶ時に便利だった。風土病が怖かった。住民と接触するのがわずらわしかった。水源を確保するため。など色々考えられます。

●現地民と接触するのがわずらわしいという話は中国のセンギョクという帝王の「天へ通ずる道を閉ざさせ」という故事に見えます。三皇五帝は泰山に住んでたんですな(説明するのめんどいけど

●水源を確保する…というのは何も灌漑目的のためじゃないすな。麓の住民が反抗的な態度をとった場合、水の供給をストップしたり、あるいは堰をこわして平野を水浸しにする目的もあったと思います。生殺与奪の権を握ってたわけです。
 ルブアルハリ砂漠には大量の水が流れたような跡をいくつも見かけます。

●そんなことやってるうちに住民たちは各地に塔やらピラミッドを建てて水害に対抗し…つまり現地人に「反乱」を起こされたのです。
 それが4大文明の発生と関わりがあるんじゃないか…と思うんすがね。

●で結局鳥人族たちは歴史から姿を消すわけで。住民が反乱をおこしたせいか、支配システムにかなり欠陥があったのか、あるいは本国が大変なことになったせいか。
 ともかく管理者のいなくなった大農場は放棄され、いまだ青銅器文化の段階にすぎなかった原住民たちはその運営法がわからず、そのまま砂漠化します。飛行技術も失われました。そして巨石と神話だけが残った。

●ちなみにイースター島には「われわれは鳥人によってこの島に運ばれた」という伝説があるそうな。モアイ像もポリネシア系というより、鼻筋のとおったギリシア人っぽい顔してるし。
 与那国島にあるお墓もどこか地中海風です。

●え、じゃあ鳥人族ってアトランティス人だったの!? というのはあくまで例え話です。もし彼らの本国を想定するならアトランティス…という。
 べつにアフリカの奥地のホニャラ族でもいいんだし。おもしろきゃ何でもいいんだよ…。
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