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土井平蔵の中庭

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イェニ・ルーム

●そいえば前回のマップにもう1コ矢印足すの忘れてましたな。北方のツングースルート。
 この人たちが中期縄文人だと思ってるんですがね。

●じゃあこの人たちはどういう文化を持ってたか、どんな事考えてたのか…というのは発掘物から判断するしかないすな。火焔式土器だの土偶だの。見ててますますわからなくなる。
 でも2人だけ名前がわかってる縄文人がいるんです。神奈川県に。

●アルカヒコノミコトとアルカヒメノミコトという男女一対の…なんだろな。王様なのかな。祭司長なのかな。夫婦なのか。兄妹なのか。なんだかわからない。
 ともあれ有鹿神社という神社の祭神であらせられる御二方。

●なんで縄文中期の人だってわかるのかって…神社の境内からその時代の祭祀遺跡が発掘されてるからです。つまり縄文時代からそこは何らかの宗教儀式の場だったので。
 でこの男女神は古事記に載ってない…つまり記されざる太古の神々です。

●色々記事を見てみるとアルカ様はどうも「蛇神」を祭ってたらしいすな。蛇、つまり水に関わる神様。
 で、Wikipedia先生見てて何となく気になったのは、その遺跡から「ヘラジカの骨が出土しており、それが名前の由来になった可能性もある」…とある。
 ヘ ラ ジ カ ?

●よくわからないですがヘラジカって日本にいたのかな。分布図を見てもシベリアとかカナダとか北極圏の動物すな。

●家畜だったのか、儀式用の生贄にしてたのか、あるいは神様のお使いとして大事にされてたのか。食ってたのか(ぉ
 ただヘラジカは水場を好み、水草を食うともある。つまりこれも水に関係する動物すな。

●で、何気なくヘラジカの英語表記を見ると「エルク(elk)」とあり、さらに「ラテン語 alces もおそらくゲルマン語からの借用である」とある。ガリア戦記に載ってるらしい。
 有鹿、alces、elk…。これって…偶然なのと。

●ゲルマン人ってもともとカスピ海の北あたりにいた遊牧民でしたな。それが西に向かってゲルマン人になり、南に行ってインド人になったので。
 が東に行った連中もいたんではないかと…。いわゆる古代シベリア文化というやつ。
 ギリシア神話では鹿はアルテミスに仕える聖獣だそうすな。つまり東西で鹿を神聖視してたんですよ。

●そういえばアルカはアクアにも通じるすな。全国にある荒とか赤とかがつく地名もひょっとしたらアルカ(水)が語源なのかもしらず。荒川もアルカ川なのかもしらず。赤坂もヘラジカ坂なのかもしらず。
 おいら何も知らず(ぉ

●でもなんで茨城の鹿嶋は鹿なのか、なんで奈良に鹿が多いのか、なんでもののけ姫にシシ神様とか出てくるのか、調べると何となくわかってくると思うんですがね。
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