アイライク演歌
シュメール・エジプトにあったピラミッドが、フルリ人を介して中央アジアの古墳(クルガン)になった…。
でもそれはBC20世紀以後の話であり、前30世紀以前からクルガンってあったみたいだし。初期エジプトのピラミッドと同時期に、中央アジアにはすでにクルガンがあった…。
●んでもってBC30世紀のペルーにはすでにシュメール式の巨石建築が存在するんすな(カラル遺跡)。
とんっ…でもない昔。フルリ人のフも存在しない時代。
とすると、やっぱりアトランティス人っていたのかなって話になる。
●文明の大規模な伝播って紀元前に何度もあったんだろうし、フルリ人もその波の一つだろうと思うんですけどね。
紀元後ではゲルマン人、フン人、モンゴル帝国、大航海時代…などなど。
北欧の人はフルリ人なんて忘れてるから「我々はフン人の末裔だ」とか言ってるんじゃないかな。それも間違いじゃないんだろうけどね。
●このフルリ人があちこちの地方に散らばってオリエントの文化を伝播した。
で行った先ですぐに「王様」になった…と簡単には行かなかったでしょうね。土地には土地の王様がいるんで。略奪とかしてたら討伐されてしまう。
だからその移住先の国に、傭兵とか官吏とか学問とかで入りこむ。あるいは祭祀とか…。
ローマではゲルマン人傭兵のスティリコとかアラリックが有名だし、晋の文公にも狐偃という白狄出身の参謀がいました。というか文公の母親が狄族出身です。狄(テキ)の語源は「トゥルク」から来てるそうな。
●フランス語で騎士を意味するシュバリエもあるいは「スバル人」から来てるのかもしらないし。スバル人のように馬に乗る人という…。
ゲルマン人が持ってたフラメアという武器。自由を意味するfreeとかもフルリ(hurrian)から来てるんじゃないか…。
思いつきだけど…わからんすよ。詳しい人は調べてくんさい。
●日本でも鬼室集斯とか秦河勝とかいう名前を挙げようかと思ったけど、前回出てきた猿女君(さるめのきみ)もそうだったんじゃないかなと…思ってるわけで。
猿女君=アメノウズメ=シュメールの都市国家ウトゥにいた巫女さん(ナディートゥー)です。つまり猿女君というのはナディートゥの末裔なんじゃないかと。
●サルゴンがみずから太陽王と名乗ったと書いたけど、太陽神の総本山である都市ウトゥは王の権力付与に重要な役割を果たしたんじゃないか…。これはWikipediaのサルゴン自身の記事には載ってません。シャル・キン(サル王)という名前と、日本のサルタヒコとアメノウズメの結婚話から思いついた事です。
その太陽神のナディートゥーは…踊りも踊ってただろうし、歌も歌ってた。また変なことを書きだしたぞ土井さんは…。
●歌を歌うには歌詞を憶えなきゃいけませんね。記憶力が良くなければならない。
古代の歌詞は多分に神話を含んでます。物知りです。歴史官にぴったりです。
古代の日本における歴史官って…思いつく人。すなわち古事記を編纂した太安万侶。そのそばで朗唱してた人。稗田阿礼です。
この稗田阿礼が猿女君なのです。
●つまり日本では文吏・歴史官・芸事などで入りこんだフルリ人がいたって事です。だから古事記の内容ってオリエント臭がぷんぷんします。稗田阿礼が中東人、もしくはその子孫だったからですよ。
だいたい稗田のヒエって「日枝」に通じますね。日枝=山王=サルレオです。
●中国で歴史官といえば…司馬遷がいるすな。あの司馬も「スバル」に似てる気がするんだが…。
司馬という姓は「軍事を司った官名」から来てるそうだけど、その祖先は軍人として周王朝に入りこんだ遊牧民だったかもしらないし。
その司馬氏はのちに皇帝になりますね。晋の司馬炎です。スティリコ、アラリックと同じく遊牧民の血がそうさせたとしか思えません。なにやら炎の字が意味深です。
●とするとフルリ人(スバル人)が住んでたミタンニ地方…というのが画然とクローズアップされる所だけど、おいらはミタンニ重要じゃなかったと思うんです。どういうこったと。
つまりフルリ人にとっての本拠地はあくまで故郷「スバル」であり、ミタンニ諸王国はその出先機関、出張所にすぎなかったんじゃないか…と思ってるわけで。
ではそのスバルはどこにあったか…というのはいずれ。
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