百尺下の水 雑記 2011年04月21日 巌流島なんかこの動画が(自分的に)驚異的な再生数を誇ってますが…。これって大昔にテレ東が新春時代劇でやってた番組ですね。というかこれビデオに録って正味12時間を10周ぐらい見てました。最終的に間違って録画ボタンを押してしまい、巌流島の決闘のシーンが心霊番組になってしまって、泣きたいやら、怖いやらで、どうしょうもない状況に。それが今こうやって見れるんだから、奇しき縁(えにし)を感じます。興味のない人にはどうでもいいですが、宮本武蔵でお気に入りのシーン・吉岡伝七郎との決戦前、体を温めるため三十三間堂の一室で武蔵が生姜湯を飲んでるシーン・陶工がロクロでツボをつくってるのを、武蔵がじーっと見てるシーン・お通さんにしがみついたけど拒否されて、行き場のなくなった若い衝動を必死に表現しようとしてる欣也さん。・一撃で倒される宝蔵院の阿厳・殺気をみなぎらせながら遊郭にきた武蔵に、吉野太夫が自分の琵琶をナタで叩きわってその非をさとすシーン・最後の「波騒は世の常である~」のところこうして列挙してみると、一昔前のドラマには1シーン1シーンごとに深い余韻があったな~と思います。やっぱりフィルムはよい。でバガボンド34巻はまだ出ぬのか。 PR