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土井平助の中庭

螺旋感覚

MIDIに「夜05(月夜の風紋)」を

MP3に「Vortical Feeling」を

掲載したので(だいぶ遅れて)ご報告


上記はこれ見ていただいて、Vortical Feelingのほうは「ああようやくこの曲が」と
一人感慨にふけっているわけで。


実はずぅっと昔にMP3化してたんすが1分ぐらいのお試し版で、最後のほうは
尻切れ状態でした。あのころはMP3というのはオマケにすぎなかったので。
「ほら! やってみたよ!」的な。


で今回またアレンジしなおしたわけですが、途中までは

「よーっしゃこの曲でいっちょユーロビートでも作ってしまおう。そうしてしまおう」

という気焔万丈の意気ごみで作ってました。


しかしいくらどうやってもユーロビートの構成に全然あてはまらず、またそんな気力も
なかったので

「よーっしゃここは全然違うジャンルにしてしまおう。そうしてしまおう」

という流れにムリヤリ持っていったわけで。いわゆる妥協というやつ。

まあ4つ打ちで何か作りたかったので自分としては何の問題もないわけですが…。


作り方は前回の「Composition-θ」からだいぶヒントをもらってます。

ああいうヘンテコな曲もたまに作ってみるもんです。
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トンカツテンドン日記

MP3に「Composition-θ」という曲を掲載しました。


これは以前、ドラムのトラックを音色のトラックにコピペすると不思議な曲が
できるよという実験作として掲載してたものです。





で今回のMP3版はそれをVSTi音源で作りなおしたものです。


作りなおしたというよりタメシにやってみたら予想以上の結果になったのでそのまま

作品化したという流れで。

しかしそのままドラムのパートを使うと、あちこち空白ができたり、明らかに不調和な
感じになったり、あるいはモタッとするので、そうならないように色々と手を加えてます。


ちょっと前に、ランダムなメロディを組み合わせると曲みたいなのができるツールが
あって、それで遊んでるうちにこういうの作りたいなと思ってたので、今回はそれを
実現させた意味もあります。


題名はその場の思いつきです。

ソラニン

昨日ツベの動画を見てたら某有名曲の前奏とOver the Galaxyの前奏がかぶってる事に気づく


http://www.youtube.com/watch?v=7gmgLWXVAf8
これ聴かなきゃ永遠にわかんなかった


べつにほっときゃいい…というレベルじゃないぐらい似てる。
絶対こっちがパクったと思われるし。
100歩ゆずって「あの曲をオマージュしました」とか…口が裂けても言えないし。
長年DTMやってきた自負というもんがあるすよ旦那。


あの前奏だけで曲全体にケチをつけられてもつまらないので、前奏の部分だけ変更して
再掲載しました。コレ


つくづく面倒くさかったす

むかし書いた室町時代の話

 禅秀の来訪、ときいて、満隆は首をひねった。
「禅秀殿が、なにゆえ?」
 禅秀とは、まったく親交がないというわけではない。鎌倉御所ではいい話し相手だったし、よき相談役でもあった。しかしそれ以上の親交はなかった。
 その禅秀が邸に訪ねてくるなど滅多にないことである。
(まさか、管領職を辞めさせられた愚痴を、わしにこぼしに来たのか。……そうか、おたがい落ち目同士で、親しみを覚えたのかも知れん)
 そんな同情を感じつつ、満隆は禅秀と会った。
「これはこれは、翁にはご壮健でなにより」
「あはは、いやいや、満隆さまも、老来ますますその顔に精気が満ちみちているように見えもうす」
 すると満隆は、自らの頬を手でおさえて、いささか恐縮するように、
「これは……。いやはや、精気があっても、この隠居同然の身では詮なきことにて」
「左にあらず。精気はもちつづけても損これなく、猛く勇める気概は、武士として当然の心情でござる」
 それを聞いて、満隆はふいに胸がつまって、しばし声を失った。
 禅秀は、その頬に温色をたたえたまま、訊いた。
「いかがなされた」
「い、いやいや。……武士、という言葉、ひさびさに心地よきものとして聴きもうした。そう、それがしも武士でござった。それを、忘れていた」
「お察しもうす」
 禅秀も、グッと顎をひき、ひいたまま動かなかった。その目はきつく閉ざされている。
 二人とも、「武士」としての地位も、誇りも、務めも、あの持氏という若僧によって奪われただけに、おたがいその苦衷がよくわかった。
 やがて、満隆が、口惜しげに云った。
「もし、許されるのなら……このわしも」
「は?」
「あ、いや、なんでもござらぬ」
 すると、禅秀ははなはだ遺憾な顔をして、
「いや、どうか腹蔵なく願いたい。恐れながら満隆さまのお心、この禅秀痛いほどわかっているつもりでござる」
 と云った。満隆は、うん、うん、と数度うなずいて、
「……武士として立ちたいと思う。それがわしの願いでござる。しかしもはや叶わぬこと」
 その声には、かすかに叛骨の意志が匂っている。もし許されるならば、
「ともに手をくみ、一華咲かせよう」
 という誘いも含まれている。しかしその言葉は、あくまで詠嘆の域を出ず、現実味が感じられなかった。
 そこで禅秀が本腰にはいった。
「しかし、ちかごろ持氏公の御政道はまことにひどい。これにそむく者が続出しております。満隆殿は、この状況をいかが思し召す」
「たしかに、奥州では不穏な動きこれあり、さらに佐竹家では、あの事件以来、山入一党が騒いでおる」
 あの事件、とは、先の管領山内上杉憲定が、その子義憲(憲基の弟)を、佐竹家に無理やり養子にいれようとしたことである。この養子縁組には、みずからの傘下を増やそうとする公方持氏の強力な後援があった。
 それゆえ佐竹家の一族山入与義が、
「なにも他家の血を、わが家に入れることはない」
 と騒ぎたて、鎌倉府にたいして不穏な動きをしめしているのである。
 が、このような動きは、なにも山入氏だけに限ったことではない。関東には無数にある。
 禅秀が云う。
「その養子縁組について、わたしは何度も持氏公を諌めましたが、公は、すぐにカッとなって聞く耳をもたれず」
「………」
「武士はただ、主君からうけた御恩のため奉公にはげみ、義のためなら命を惜しまぬ、と申します。さりながら持氏公の恩も義もない政治では、彼らの反感は当然でござる……」
「うむむ」
「さてあなたも政敵、上杉憲定の讒言にあってからくも危うい目にあい、今もそのお恨みを忘れてはおりますまい」
「うむ……」
 満隆の顔に、さらに精気がみなぎった。右手で左の腕をつかみ、こめかみに血管を浮かせている。あのときの屈辱が、いまありありと甦ったものらしい。
 しかし満隆は、まだ"夢想"の段階から抜けでていない。満隆が、ボソリと云った。
「されど、我らがいくらあがこうとも……」
 そこまで云って、満隆がしばらくふし黙っていると、その耳に、ふくみ笑いの声がしずかに響いた。
「………?」
 顔をあげて禅秀を見ると、禅秀は、かるい咳でもするかのように、くっ、くっ、と肩を動かして笑っている。
「いかが、なされた」
「いやいや、満隆殿、これを」
 禅秀が、ふところから一通の書状をとりだし、それを満隆に渡した。
 それを受けとり、おもむろに広げる。そして紙面に注がれていた満隆の目が、ギョッと見開かれた。
「こ、これは!」
 満隆が、書状を震わせながら、叫ぶように云った。禅秀はまだふくみ笑いしている。
「いかにも。大納言卿、義嗣さまからのお誘いでござる」
 満隆は、ひどく感激のていで、はああーっ……と息をもらし、
「こ、この満隆、いまだ武運は尽きておらぬ」
 と、涙さえにじませ、その書状をおしいただいた。


*今見てもさっぱりわからね(ぉ

波山

MP3に「Wave Speed」と「volcano」という曲を再掲載しましたのでご報告。
いずれも別音源で作りなおしてあります。


Wave Speedは前作のexosphereを作った直後その気分を利して作りました。
しかしいつもながらの付け足しはなく、最後はループしても自然なようにぶっつり
切りました。

volcanoはドラムを入れ替え、伴奏もちょっと変えてあります。
ギターの音色も今回これ専用に作ってます。
しかし後半がちょっと弱かったかなという悔いが残ります。
これも最後はフェードアウトなしです。


いずれも元ファイルを大きく損なうことなくアレンジしてるので、やってる事は
前verと変わってないかもしれません。


しかし細部は色々手を加えてるつもりなので 前verを知ってる人はその違いを
楽しんでもらえればと思います。